猛暑は、「人間に於ける真実の姿」を露見させる。
猛暑は、広い観点から述べるならば、「人間の真実、即ち、過ごしやすい環境の下ではわからない『人間の強さ・弱さ』、『人間の正道の歩み・邪道の歩み』の真実の様相・有様」について、本人の内から外へと出す。
地球温暖化現象を善と解する人間は存在しない。ただ、猛暑という”地域的経験”から学べることは、猛暑それ自体は、「人間は、いざという時、または、困難を伴う環境下におかれたとき、一体どのような行動を採るのか」という人間存在に於ける根本的、且つ、本質的問題について、より深く考える機会を与えてくれるということだ。
困難は、「人間に於ける真実の姿」を露見させる。
"Truth will out."
(真実は、遅かれ早かれ露見する。)