世界レヴェルへの道 学問

「美しい勉強」の積み重ねが、次第に「美しい自分」へと変えていく

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本物を目指す弟子たちを「正真正銘の本物」に育てあげることは、弟子たちが想像する以上に、師自身、膨大なエネルギーを必要とします。

昨日、ある教材を概説ページに掲載しましたが、先ほど、同教材を削除しました。同教材は、もともと基盤学習ページに掲載されていた教材を再編集した教材ですが、一晩を通して再考し、削除しました(同教材は、基盤学習ページには掲載されています)。

弟子たちに於いて、受講生時代から通して振り返り、最も劇的な変化を遂げたのは、弟子・H.K.さんです。H.K.さんが、劇的な改善・向上・発展を遂げたのは、「H.K.さんは、”すべてを”生井利幸に任せ、毎日の24時間、生井利幸の精神性の中で生き続けながら猛勉強を続けてきた所以(ゆえん)」です。H.K.さんに於いては、師に対して、”社交辞令”としての言葉はありません。H.K.さんの言葉は、常に「真実の言葉」であり、H.K.さん自身、言葉にしたことは、必ず実行しています。

弟子たちに、今再び、言及するには及びませんが、師の面前で、所謂、社交辞令としての美辞麗句は必要ありません。社交辞令としての言葉は、それが口から出た瞬間、師は、見抜きます。師は、「(世俗的)人間が発する嘘偽り・美辞麗句・詭弁」等を瞬時にして見抜きますが、通常は、何も言わず、そのままにしておきます(必要性・緊急性がある場合は、この限りではありません)。

弟子・T.A.さんは、受講生時代から、勉強に於いて「曇り・迷い」のない人でした。T.A.さんに於いては、師にとっては、”良い意味で”、受講生時代と現在との間に大きな違いはありません。T.A.さんは、最初から、「師」と「自分」(T.A.さん)との間には、何の障害物・距離感もありませんでした。

本稿に於いて、再度、重要ポイントを述べます。勉強をスムーズに進める秘訣は、とにかく、「弟子である自分」と「師」との間に、何らの障害物も置かないことです。弟子と師の間に障害物、即ち、心の距離感があると、transubstantiationを体験具現することは不可能です。

師は、弟子たちに対して、「欲を捨てなさい」と指導しています。このように指導されても、どうしても欲を捨てられない弟子もいるかもしれません。その場合は、現在は、そのままでもいいですから、とにかく、完全に「師の精神性」の中に自分を置き、その中で生き続けてください。そのような日々を送っていると、次第に、「欲を持ち続けることは無意味である」、「欲が自分を醜くしている」、「欲を捨てると、”名実ともに”、美しい存在者になる」、「欲を捨てると、最高峰の英知の道のりを歩むことができる」という真実がわかってきます。弟子は、この真実について、「自分の命」で具体的に認識・理解できたとき、初めて、言葉だけでなく、”本当に”、「”すべてを”生井利幸に任せる」という意味・意義・価値がわかってきます。

補足1
世俗的な知識欲を源泉とする<詰め込み式の勉強>は、師にとっては、「醜い勉強」としか感じられません。知識欲で勉強する勉強は、その根幹部分が「世俗的、且つ、醜い動機」で構築されているため、その上に、「美しい英知」を積み上げていくことは不可能です。

補足2
学問は、損得で行うものではありません。師自身、もともと損得で教えていない学問について、学習者が損得で勉強しても、そこにはステージの相違・不調和があり、学習者自身、勉強がうまくいく道理はありません。

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