世界レヴェルへの道 学問

師に於ける「針の筵(むしろ)」(the bed of thorns)の意味 <1>

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わたくしの弟子たちは、長年わたくしの下で勉強していますので、「わたくしが長年苦しんでいる辛苦」について知っているでしょう。

わたくしが抱えている辛苦とは、「2007年6月以来、ずっと続いている背中の激痛」です。背中の激痛と言っても、普通の激痛ではありません。その症状は、「心臓の真裏が石のようにカチカチになり、背中全体が鉄板状態になり、心臓の周辺が詰め付けられて、呼吸困難になる」という症状です。

わたくしが、英語稽古に於いて、時々、体の向きや姿勢を変えたり、背中を動かす時があるでしょう。そのような時は一体どのような時かというと、「背中の激痛に耐え続けている中、もう我慢の限界にきた時」です。

背中は、毎日24時間、常に痛いです。そうした中、特に、「精神を集中させて、全エネルギーを投入する英語稽古(レッスン)」を行うとき、24時間のうちで最も痛くなります。言うなれば、英語稽古の60分は、わたくしにとっては、『「針の筵(むしろ)」(the bed of thorns)に寝かされて講義している』という60分です。

わたくしの場合、受講生・弟子への教授が毎日ありますので、毎日、相当時間の間、来る日も来る日も、この過酷な状態を繰り返して経験し続けています。背中の激痛が始まったのは2007年6月ですので、既に、「丸11年以上」続いています。

弟子たちは、師が、背中の激痛の中、『準エラヴェイティッド英語』(English spiritually pre-elevated)、あるいは、『エラヴェイティッド英語』(English spiritually elevated)で講義するという肉体的状況、及び、精神的状況は、一体どのような状況であるか、想像することができますか。そのような状況の下、「何事もないように、普通の人のように、微笑んで話をする」ということが、師にとってどのような状況であるか想像することができますか。

既に、長い年月にわたって、弟子・受講生共に、100パーセント全員が、ボイスレコーダーで英語稽古・レッスンの録音をしています。無論、わたくし自身、教授のプロですので、講義の中で、「英語の『音』」としては、背中の激痛の様子を感じさせる音を出すことはありません。

本日、弟子たちに考えてもらいたいことは、(1)「命をはって音を出す」、(2)「命をはって自己表現をする」、(3)「命をはって英語を発する」ということは、一体どういう様相を指すのか、という根本問題です。

「実のある勉強は、暗記学習で行うものではない」、・・・これは、通常コース・新受講生が最初に遭遇・直面する「生井利幸が伝授する英語学習法」です。

「暗記学習では、真の基礎知識・基礎学力も、または、真の教養も養われない。では、弟子たちは、本物、即ち、世界レヴェルの教養人になることを目指すには一体どうしたらよいのだろか」、本稿では、まずはじめに、今再び、このことを考えてみてください。無論、この問いの答えの”すべて”について、英語道弟子課程にて学ぶことができます。

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