世界レヴェルへの道 学問

「限界の限界」という境地<1>

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わたくしは、弟子たちに対して、常に、「『限界の限界』まで勉強してください」と言います。

通常、勉強家は、「限界」まで勉強します。では、「限界の限界」まで勉強するという経験をすると、一体如何なる境地に到達することができるのでしょうか。

常に限界までしか勉強しない人は、「限界という固定された観念」の範疇の下で勉強します。明確に述べれば、この種の限界は、「自己満足」、そして、「自己陶酔」です。

一方、限界の限界まで勉強する人は、「(地域性のある)限界」という固定された観念・認識を突き破り、「通常人が捉える『限界の域(枠組み)』」を越え、その域(枠組み)の外側にある「より崇高な限界」の存在を知ります。

人間は、通常人の限界の域の向こう側に存在する「第二の限界」の存在を知ると、(1)「自分は、もっと勉強することができたんだ」、(2)「最初に考えた限界は、実は、限界ではなかったんだ」ということに気づきます。

「限界の限界」まで勉強すると、完全に、勉強の中に入ります。生井利幸の弟子の場合、このとき初めて、真の意味で、「完全に『生井利幸の精神性』(the sphere of Toshiyuki Namai's spirituality)の中に入り、その中で生き続ける」ことができます。

弟子は、この境地に入ったとき、「生井利幸の精神性の中で経験することは、そのすべてが美しい経験である」ということがわかるようになります。「生井利幸の精神性」の中に存在する英知は、深遠なる意味で言うと、そのすべてが美しいものです。

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