弟子たちは皆知っていることですが、わたくしは、長年、背中の激痛に苦しんでいます。最近は、以前よりもさらに痛みが増し、痛いだけでなく、さらに呼吸が困難になります。
呼吸が困難になると、講義を行うとき、「声」が出なくなります。声が出なくなったとき、それでも、声を出しているときは、「講義を行うプロとしての秘策」を使っているときです(その秘策については、この場で簡単に説明することはできません)。
本日、弟子・H.K.さんの英語稽古の際にも話に出しましたが、わたくしは、毎日、すべてのレッスン・稽古にて、それぞれ異なる内容について教授しています。これは、実際に教えてみるとわかりますが、皆さんが想像する以上に、常に「頭の切り替え」を要することです。
背中の激痛、そして、呼吸困難に直面しているとき、わたくしが常に考えることは、「今現在刻んでいるこの一秒一秒に、全力で向き合おう」ということです。
弟子に於ける勉強の質は、「一秒の刻み方」で劇的に変わります。日々の生活に於いて、なんとなく一秒に向き合うのでは、何も変わりません。是非、毎日の24時間に於いて、全力で一秒と向き合ってください。
全力で一秒と向き合うと、自分が支配されている固定観念から離れることができます。