地域的存在者である人間は、以下の「2つの人間群」に大別することができる。
<1> 地域的存在者そのもの(盲目なる存在者)
地域的存在者にとって、奇跡は奇跡でしかない。
地域的存在者にとって、奇跡とは、自分の”地域的”常識・見識では理解できない代物。
地域的存在者にとって、自分の”地域的”常識では理解できない奇跡は、実のところ、「何らの意味・価値もない代物」である。
地域的存在者にとって、奇跡は、真理でも真実でもない。
地域的存在者にとって、奇跡は、「子供の絵本に出てくる『おとぎ話』(童話・昔話・伝説等)」でしかない。
<2> 地域的存在者ではあるが、真理を真理と捉えることができる地域的存在者(真理の探求者)
真理を真理と捉えることができる地域的存在者にとって、奇跡とは、所謂、『真理』(the truth, furthermore, the truth deriving from God who created the universe)である。
真理を真理と捉えることができる地域的存在者は、奇跡について、これを「宇宙をつくった神の法そのもの」と捉えることができる。